TortoiseSVN 1.4.0 リリース

Windows用のSubversionクライアント『TortoiseSVN』の1.4.0がリリースされた。先日リリースされたSubversion 1.4.0への対応を行い、かつバグフィックスと、いくつかの機能が追加されている。

細々とした使い勝手の改善が行われているが、目立つところをピックアップしよう。

TortoiseIDiffの追加。イメージの差分を取るためのツールだ。画像ファイル相手に差分表示を行うと、勝手に立ち上がる。Eclipseのチーム機能では結構前から実装されているものだ。

画像をオーバーラップさせることも可能。まぁ、この写真だと違いすぎて全然ありがたみがないが・・・。ちなみに、ウィンドウ上部のスライダを使って、アルファ値をコントロールできる。つまり、どっちをどれだけ透けさせるか操作できる。

次。TortoiseMergeのUTF-8/UTF-16対応。これ、すげぇありがたい。これまでは代わりにWinMergeを使っていたのだが、この対応でそうする必要も無くなった。インタフェースはTortoiseMergeのほうが好きなもんで・・・。

試してみたが、UTF-8のBOMあり、BOM無しともに文字化けすることなく正常に比較できた。以前から比較はできたが、ファイルがUTF-8である、と自動判別できるところが改良点。しかし、UTF-16はBEだろうがLEだろうが、BOMがあろうが無かろうが比較できない。「Cannot show diff because of inconsistent newlines in the file.」とか言われる。改行に矛盾、ねぇ?とりあえず、放置。いまのところUTF-16を使う機会は無い。

あとは・・・お、コミットログにWiki的な書き方で書式設定できるようになったそうだ。*bold*と書くと*bold*、^italic^だと^italic^、そして_underline_だと_underline_、といった感じ。残念なのは、半角文字に対してのみ有効であるということ。*ボールド*と書いても書式は変わらなかった。

他は、branch/tag間のdiffを取れるようになったとか、へんなときにOKボタン押せないようになったとか、そういう細々としたUIの改良。たぶん普通に使っていて気づくことはないかな。あ、プロパティの見栄えがだいぶ変わったから、これは分かるかもしれない。