Ruby、なかなか良いんでは。

ふと興味が湧いたので、オブジェクト指向言語Rubyを触ってみた。

Rubyは、まつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向スクリプト言語で、国内外で高い人気を誇っている。日本発のスクリプト言語、ということで俺も応援したい気持ちがたくさんあったが、なにぶんこちらはC言語から開発に入った身、(俺から見て)奇異な文法をしたRubyはどうにも受け入れがたかったし、なによりperlがすばらしかったのでこれで十分だと判断していた。

今回Rubyに興味を持ったのは、Rakeなるビルドツールの存在を知ったからである。Rake = Ruby Makeであり、Rubyスクリプトとして書くMakeであるらしい。Rubyスクリプトとして、というところが重要。これは既存のMakeやAntと比べてとても柔軟にビルドスクリプトを書けるのではないか?

まぁ、なんにしろRubyスクリプトを書けないことには評価もできない。というわけで、最近作ったCentOS4 on Virtual PC 2004 SP1にruby1.8.1を入れて、ちくちく書いてみたわけだよ。

すごく理に適っている。文法がよくよく練られていて書きやすい。attrつかってアクセサを一発で作れるとか、かゆいところに手が届く文法。まだ奇妙な文法に違和感があるが、それを補って余りあるし、どうせそのうち慣れるだろう。それに、JavaC++のように、オブジェクトとプリミティブを混在させたりせず、Smalltalkみたいに全部オブジェクトとして扱われているから、Javaでいうnew Integer(10);のような変な処理をかまさなくて良い。

まだ軽く触っただけだから評価しきれていないが、なかなかいい感じだ。少なくとも、オブジェクト指向なコードを書こうと思えば、実装にむりやり感が漂うperlよりは何倍も扱いやすい(俺はperlオブジェクト指向することはあきらめている)。

最新バージョンは1.8.4。ライブラリも充実してきているから、仕事でも使うことができよう。とりあえずRubyを使いこなせるようになれば、話題のRuby on Railsの評価もできるな・・・。ちょぉぉぉっとはまってしまいそうだよ、これは。