最新版のvim-rubyをインストールする
2012/01/11追記。今やGitHub - tpope/vim-pathogen: pathogen.vim: manage your runtimepath、GitHub - VundleVim/Vundle.vim: Vundle, the plug-in manager for Vim、GitHub - Shougo/neobundle.vim: Next generation Vim package managerなどの優れたVimプラグイン管理ツールが存在するので、下記をアテにするよりもそれらを使ってGitHub - vim-ruby/vim-ruby: Vim/Ruby Configuration Filesから直接インストール方がよい。
熱心なVimmerであり、かつ敬虔なRubyistである諸兄におかれましては、当然ながらvim-rubyを使って日夜Rubyプログラミングに励んでいることでありましょう。私もvim-rubyとは2006年からのつきあいです。
ところで、vim-rubyでぐぐってみたところ(http://www.google.co.jp/search?q=vim-ruby)、vim-rubyをインストールする場合、次のようにするのが一般的であるようだ。
$ sudo gem install vim-ruby
しかし。
$ gem search -r vim-ruby *** REMOTE GEMS *** vim-ruby (2007.05.07)
これ、古くない?
メンテナンス終了?
バージョンを見る限り3年間放置されているわけで、メンテナンスしていないように見える。しかし、リポジトリを覗いてみたら、つい最近までそこそこのペースでコミットされている。単にgemを公開していないだけらしい。
コミットログをざっと眺めてみると、使えるコマンドを増やしたり、バグフィックスしたりしてる。
例えば、ビジュアルモード中に ]m で次のメソッド定義箇所までジャンプするとビジュアルモードが解除されてしまう問題が解消されている。また、Ctrl-] のようなタグジャンプ、および Ctrl-W ] のようなウィンドウ操作系のコマンドが実行可能になっている。他には、*.autotest等もrubyファイルとして認識するようになった、Ruby 1.9対応、などなど。
インストール
バージョン2007.05.07で困ってなければ、いつものように gem install vim-ruby すればいいと思うが、不満があるようなら、もしかすると最新版を使うと解消されるかもしれない。
コードの取得
rubygems.org等を探してもバージョン2007.05.07のgemしか登録されていないので*1、いつもの方法ではインストールできない。Githubから最新版を持ってくるしかないな。
こちらから新しめのパッケージをダウンロードして、展開*2。作成されたディレクトリに cd する。
Gitを使える人は、git-cloneしてもいい。
$ git clone http://github.com/vim-ruby/vim-ruby.git $ cd vim-ruby
HEADにするかタグ指定するかは、お好みで。
$ git checkout vim7.3
パッケージの作成とインストール
で、パッケージ作成。
$ rake package
作成したgemファイルをインストール。{yyyy.MM.dd}は今日の日付。
$ sudo gem install etc/package/vim-ruby-{yyyy.MM.dd}.gem
設定
あとは vim-ruby-install.rb を実行したのち .vimrc の編集他を行うわけだが、詳細はこちらの記事を参照していただきたい。古い記事で恐縮だが、たぶんこのとおりに設定すれば問題無い。
vimでrubyプログラミング - idesaku blog
また、:help ft-ruby-syntax とか:help ft-ruby-omniとか打ってみて、どんな設定ができるか目を通してみるのもよい。私は .vimrc に let ruby_space_errors=1 を追加した。無駄なスペースを見つけてハイライトしてくれるオプションである。 git diff --check してもわかるのだが、編集中に即座にわかるのはよいことだ。こんなのがあるとは知らなかった。