IronRuby

クロスランゲージなプラットフォームでありながらあまりインタープリタがでてこない.NET Frameworkに、Rubyインタープリタが登場。ソースコードは公開され、Rubyforgeからダウンロード可能になるという。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070724/278089/

まず気になるのは、BSFな感じでRubyコードから.NET Frameworkのクラス群を使えるのか、である。これができるならば、先行しているJRubyと同じようなメリットが言えるわけだが、できないならば何のためにあるのかよくわからない処理系になってしまう。.NETがある環境、つまり今後のWindows OS上であればRuby使えますよ、ぐらいか。

あとは、おそらく誰もが気にするであろう、IronRuby上でRuby on Railsが動くのか、という点。現在は、Railsが動かないRuby処理系はまず利用されないわけだが。しかも、Railsはかなりトリッキーな、それこそ黒魔術と称されるほどのハックをしているので、そう簡単には動いてくれないらしい。しかし、.NETでRails・・・ASP.NET 2.0があるというのにか。うーん。

なんにしろ、選択肢が増えたことは結構なことだ。生暖かく見守るとしよう・・・。