Vim7リリース
おそらく最強のviクローンであろうVimの最新バージョン7がリリースされた。
リリースノートをざっと眺めた中で特に興味深かったのは、タブ式のインタフェースを実装した、ということ。
昨今は秀丸エディタでもサクラエディタでも、ちょっと進んだテキストエディタであれば、複数ファイルをそれぞれ別のタブページに開いて適宜表示切り替え、なんて当たり前のようにやっているが、これがついにVimにも実装されたわけである。以前から画面を上下左右に分割する(:split)、という形で複数ファイルを同時に扱うことはできたが、これだとどうしても1ファイルあたりの表示エリアが小さくなってしまうので、あまり好きではなかった。
特にVimは当然ながらUnixのコンソールでよく使うわけで、この新機能のおかげでCUIでタブ方式のエディタを使えるようになるわけだ。とても嬉しい。
使い方は簡単。
:tabeでタブページ作成(:eに相当、ファイル名与えたらそれを開くのも同じ)
:tabsで開いているタブページ一覧を表示
gtまたはgTでタブページの切り替え
:tabcでタブページのクローズ
これだけ。また、
$ vim -p a.txt b.txt c.txt
というふうに起動すれば、Vimを起動して
:tabe a.txt :tabe b.txt :tabe c.txt
としたのと同じ扱いになる。
つっこんだ内容については、:help tabpageで見よう。
いやぁ、実に良いね。長年愛用しているViViから乗り換えようか?ってくらい。ViViは部分的にviと異なる操作になっているので(たぶんわざと)、これに慣れてしまうと(もう慣れているが)Unix環境でVimを使う時につっこんだ機能の使い方がわからなかったりする。
いい機会だし、ちょっと掘ってみようかな、Vim。いちおうvi入門ページ作ってるくらいだし。