図書館革命

図書館革命

図書館革命

なんというニヤニヤ小説!!

図書館戦争』から始まったシリーズも、この4冊目『図書館革命』で終了である。さびしくなるなぁ。

メディア良化委員会 vs 図書館、検閲 vs 自由の闘いも、遂に最終局面。全国民を、司法、立法、行政の全てを巻き込み、最終巻にふさわしい大バトルが勃発するのだ。熱い!燃えるぜ!

・・・燃えるのだが!それでもニヤニヤ小説なんだよ!!

3冊目『図書館危機』で、我らが笠原郁図書士長は堂上教官への恋心を自覚してしまっている。物語的には、あとはどう結びつけるかなのだよ。だからもー、なんだろーね。なんだかこっぱずかしくて、どこかカユくなってくるようなやりとりがあちこちに。これまでもそういうシーンはたくさんあったが、今回頻度高すぎ。やめてくれ!通勤電車の中でニヤニヤしてしまうから!

そんなふうに悶絶しているこちらにはお構いなしに、相変わらずの怒濤の勢いで物語は進み、一気に最後まで読めてしまった。でも、やはりエピローグはなかなか読み進められなかったなぁ。大のお気に入りのシリーズだから、終わらせてしまうのが惜しい。こういう感覚を持ったのは、ずいぶんと久しぶりだ。

アニメ化されるらしいので、そちらも期待。がんばってくれ、プロダクション I.G。