まだ生き残っていたか！

WBSのトレたま見てたんですよ。そしたら、画期的な掃除機とやらがでてきたわけだ。

その掃除機は、掃除機としての標準機能に加えてエアクリーナーとしての機能を併せ持っているので、掃除の時に舞い散る微細なホコリに悩まされずに済むという。

ふむ、まとも。そもそもホコリをまき散らさない工夫をした掃除機はあるが、あとからクリーンにするのは聞かない。しかし、その仕組みが…掃除機本体内でマイナスイオンを発生させて、ほこりを吸着させているんだってよ！！

あぁ、これこれ。

http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0707news-j/0709-1.html

また、後部から出る排気は、本体内のプラズマ放電ユニットから発生するマイナスイオンにより、ホコリ同士が電気的に結合されて大きくなります。そのホコリを、クリーンルームで使用される業務用クリーナーに使われている、表面積の大きな円筒形状の"ULPAリングフィルター"を通り、0.3μm以上の微粒子をほぼ100％キャッチします。その結果、吸い込む空気よりもキレイな空気になり排出されます。（強調は俺）

あぁ、三洋電機。おまえらのいう「マイナスイオン」とは、具体的に何を指すんだ？滝の近くで発生すると信じられている代物と同じなのか？ちょっとホコリを吸着しそうにないぞ。サイト内にFAQでもあるかと探してみたが、見つからず。商品ばかりひっかかる。どんだけマイナスイオン家電作ってるんだよ…。

っていうか、プラズマ放電ユニットとやらを使っているのなら、その正体はプラズマ放電式脱臭とか、ここで説明されている電気集塵式とやらじゃないのか。こいつらはプラズマ放電でホコリを帯電させて集塵するようだが。

たぶん、エアクリーナーとしての機能はホンマモンだろうと思うのだが、それは本当にマイナスイオンとやらのおかげなのだろうか…。まぁ、マイナスイオンの定義がはっきりしない（そもそもマイナスイオンという名前は科学・技術分野では使われない）ので検証しようが無い。

トレたまでは、たまにマイナスイオン商品が出てきてゲンナリさせてくれる。いつだったか、マイナスイオンを発する蛍光灯ってのがでてきたな…。と思って探したら、なんかすげぇたくさんヒットするんですが！？

その蛍光灯の件を笑い話として某人物にふったことがあるのだが、その際「俺もやろうと思ってたんだけどなぁ」と言われたときはさすがに付き合い方を考え直そうかと思った。

最後に、ためになるマイナスイオン情報一覧。

…反論・反証サイトがあまりに多すぎるので、リストにするのが面倒くさくなった。というわけで最後は検索結果ダイレクトリンク（汗）