眠れぬ夜の血液型心理検査

いまさら発見。正解率が80%を超えると評判の究極の血液型心理検査。もし試したことがない人がいたら、ぜひ挑戦してみてくださいよ。驚くから。







・・・そういうわけで、バーナム効果を実証したサイト。読んでみようかな、この本。

血液型性格分類」の神話はまったくもって根強い。俺は論理思考力が要求されるソフトウェア開発業務に携わっているが、そんな世界で働いて金をもらう人間達であっても、普通に血液型が性格に影響を与えると信じている。同僚達と飲みに行くと頻繁に話題になるし、「絶対に関係がある!」と頑なに主張する人もいる。

ABO式血液型と性格に関係がある、という証拠は無い。非存在の証明は極めて困難(悪魔の証明)なので、皆無と言い切ることはできないが、有意な結果が見つかっていないのは確かだ。血液型性格分類やあらゆる占いの結果が当たっている(ように見える)のは、前述のバーナム効果で説明できる。

Wikipediaの血液型性格分類の記事と、外部リンクでもあたってみると良い。

もっとも、この手のネタを持ち出す人も悪気があるわけじゃないだろうから、話題に上ったらあわせているけどね。俺は日常の言動からはB型に、仕事中の神経質さはA型に見えるそうだ。それで、「俺レベルのエンジニアともなれば、仕事の時だけ血液型を変えるぐらい造作もない」とうそぶいてみたりする。ちなみに本当の血液型は・・・まぁ、やっぱりあてにならねーな、ってことで。

ただ、血液型性格分類は、容易に差別を助長する。相手の性格をそれで決めつけ、それでコミュニケーションの取り方を決めたり、最悪断絶したりする。B型の人は、それで嫌な思いをしたこともあるだろう。信じるのは勝手だが、それで人間関係を壊すようなマネはしないよう注意すべし。単なる話のネタかジョークの範囲に止めるべきだ。