ITSが欲しい

やることが多くなってきた。あまりにやることが多いと、いったいどれだけやることがあって、そのうちどれが誰の担当で、どれが片付いている(いない)のか、といった「やるべきこと」の状態をしっかり管理しないと、そのうち「あぁ、これ忘れてた!」と悲鳴を上げることになる。ITS=Issue Tracking Systemの出番だ。

ITSは、BTS=Bug Tracking Systemよりちょいと高い抽象度で実装されているシステムで、エントリに書く内容がBTSに比べて簡素で済むのが一般的だ。そのため、BTSで代用できることはできるのだが、ITSとして使うには冗長な記述欄が多くて煩わしい。ITSを!我が手に最強のITSを!

で、いくつか検討してみた。

・Mantis Bug Tracker
BTSの有名どころ。すでに稼動しているマシンがあるのだが、こいつの入力欄が多すぎるので代用品を探しているのである。よって却下。

・Scarab
日本語化に難ありっぽい。インストールも面倒くさそうなので放置した。ApacheやらMySQLやらがサーバとして起動していて重たくなってきているところに、さらにTomcatを足すのもイヤだったし。

・影舞
Rubyで実装された、非常にシンプルなBTS。日本語もばっちり。シンプルなので、ITSとして十分に使える。インストールも簡単。だが、ちょいとシンプル過ぎるか。これが一番気に入らないのだが、影舞では、issueの担当者を設定しても、ステータスが「割り当て済み」にならない。担当者設定とは別にステータス変更操作をしてあげないといけない。こんなの連動して当然だろう?

Trac
WikiとITSとSCMを纏めた環境。Subversionとの連携機能が嬉しいが、今回はITSが使えればよいので用なし。で、肝心のITSはシンプルなのだが・・・アサイン先をテキストフィールドに自分で入力しなければならない、というのが受け入れられない。typoしたらどーすんだよ?普通コンボボックスにするだろう(できるのだが、まだ完全じゃないらしい)。あと、日本語化が弱い。俺は平気なんだけど・・・。

・phpBugTracker
インストールすらできなかった。挫折。Mantisを動かした実績があるから、php.iniの設定は正しいと思うのだが・・・。PEAR::DBも落としたし、MySQLにデータベース作ったし、install.phpまでは表示されるのに、DBとのコネクションテストで失敗する・・・うーむ。結局、問題解決するまえに飽きた。

今のところ、影舞かTracか、といったところ。ITSとして考えるとTracはごてごて付きすぎるから、結局は影舞か。いやー、なんかこう、しっくりくるのが無いね。どこか妥協しないと使えない。