おもちゃで遊ぶ

非常に手間がかかってそこそこのストレスを与えてくれた某作業が一段落し、棚上げになっていたおもちゃをもてあそぶことにする。ストレージサーバというやつである。おもちゃと書いてはいるものの、現在のプロジェクトで使うサーバであり、これも仕事の一環である。

英語版Windows Server 2003がプリインストールされていて、「マイコンピュータ」が「My Computer」な点にシビレたりしつつ、とりあえずディスク管理ユーティリティを覗いてみる。最初からRAID-1構成になっている。なんだ、自分で設定しなくていいのか・・・。

このサーバを、これから共有ファイルサーバ兼CVSサーバ兼BTSに仕上げるのが俺に与えられたミッションである。

ファイルサーバにするのはたやすい。なんといってもWindowsが乗っているのだ、ユーザとグループをいくつか追加して、共有フォルダのアクセス権をいじってやればよい。問題はCVSサーバだ。UNIX系OSを使いたいところだが、RAIDなんて面倒なこともしているし、OSをそっくり入れ替えることはしたくない。そうなると、SFU入ってるからこれを利用するか、それともCygwinつかうか。CVSNTはEclipseが正式にサポートしないしなぁ・・・などと考えていたら、Eclipse3.1から正式対応していることが判明。なんだ、じゃあCVSNTでいいじゃん。

そんなわけで、今回初めてCVSNTなるものを使ってみたわけだが・・・なんか扱いにくいなぁ。普通のCVSに慣れているものだから、なんだか違和感バリバリである。なんかコマンドに変な拡張入ってるし。とりあえずリポジトリを作ってimport、checkout、updateと一連の操作を試してみたのだが、updateがうまくいかない。一時ファイルが見つからないとかぬかしやがる。CVSNTはデフォルト設定で%windir%\Tempフォルダ(たぶん%TEMP%だろうな)を一時作業フォルダとするのだが、ここのアクセス権設定に問題があるらしい。しかし、そんな危険な場所になるフォルダをいじりたくないし、そうなると自分で作って設定しなおしなのか?作業フォルダの場所はリポジトリごとに設定するみたいだし、かったりーな。。。とか書いていたら妙案が浮かんだ。たぶん解決。

BTSはたぶんMantisを使うことになるだろう。Excel形式の出力を得られる(らしい)のが関心をひいた模様。おれは影舞みたいなシンプルなやつのほうが好きなんだが・・・。こいつ、セットアップはやったことないので未知数。あまり面倒じゃなければ良いが。

さらに、俺がサーバ管理をやるわけじゃないので、引き継ぎ資料に相当するものを平行して作らねばならない。テキストファイルに簡単に書いて済ませたいところだが、ダメだろうなぁ。

それに、1台のサーバにこれだけいろいろ集約していいのかよ?という問題もある。このサーバがなんらかの原因で死んだら、まったく作業できなくなってしまう。マシンを揃える金が無いのであれば、せめて障害時のダウンタイムを最小にするための準備・・・あらかじめHDDや電源の予備を買っておくとか・・・ぐらいはしなければならない。バックアップの準備もまだ無い。ミラーリングしてるんだからそんなのいらないのでは?という人間は浅はかである。ミラーリングはハード的な障害は回避できるが人間系のエラー・・・間違ってファイルを消してしまうなど・・・には対応できない。VSSなりCVSなりで全てのファイルを構成管理するなら、無くてもいいかもしれんが。

これだけやること/考えることがあれば、しばらくは退屈しない・・・と言いたいところだが、あまり時間的余裕がないらしく、結構突貫工事に近い作業ペースになりそう。こういうときは抜けがでやすいから、十分に注意しなければ。