なんて発音すんの?

知らずに赤っ恥!パーツショップ店員が笑いをこらえた不思議な読み方」という愉快な記事発見。素人さんが、IT業界での読みづらい固有名詞を、変な読み方をしてしまう例をあげたもの。いやいや、これバカにできない。

RAIDなんて、字面見れば「ライド」と読んでも仕方がない。正しくは「レイド」。ASUSをなんと発音するのか、で先輩技術者といろいろ話したりした覚えがある。おれは「アサス」だが、「エイサス」の人もいるし、「アスース」の人もいる。記事によると、現在の販売代理店は「アスース」で統一しているらしい。ATAPIは「アタピ」と読むが、響きが間抜けなので本当にこれでよいのだろうか?と悩んだこともある。

まだメーカー名や標準技術の名称はいい。正解がある。困るのは、プログラミング言語だ。プログラミング言語に出てくるライブラリや関数の名称はかなり短縮して書いてあるので、なんと発音したものか悩むものが多い。そして、そもそも正解が存在しないのである。

例えば、C言語で文字列の長さを取得する関数strlenはなんと発音したものか?「ストゥルレン」の人もいれば、「ステアレン」の人もいる。俺は後者。charの読み方も宗派がある。「チャーがた」「キャラがた」。strpbrkなんてもう発音しようがない感じがする。まだcthulhuのほうが発音できそうだ。ところで、赤い彗星のシャアは「Char Aznable」と綴るので、char型を「シャア型」と発音するのは間違いではない。いや、ちょっと間違ってるか。

UNIXコマンドも結構面倒である。shってなんて発音する?「エスエイチ」か?俺は「シェル」って読んでしまうけど。awkは「エーダブリューケー」か「アウク」か「オーク」か?昔、仕事でUNIXを触っているときに、コンソール叩いている某人物が「ここでスになって・・・」とぶつぶつ言っていた。ス?

$ su -

あー、「ス」ね・・・。俺は「エスユー」と読みたいが、世間ではどうなんだろう?ちなみにこの人、確かshは「シュ」だった。

設定ファイルをいじっているときに、「そこはデニーにする」と言われて戸惑ったことがある。あぁ、denyですか。これは本来「ディナイ」と発音する。だが、皆デニーと読むので、俺も会話を合わせるためにあえて間違った発音を使うことがある。

IT業界は会話でのコミュニケーションが難しい世界である。メールが一番だな!