本はまとめ買いが基本

新宿の紀伊国屋書店は、さすがに品揃えがすばらしい。友人と待ち合わせするついでにいろいろ物色していたのだが、あっという間に6冊購入するに至った。

小川一水が絶賛していた、21世紀の「日本沈没」ともいえる作品、藤崎慎吾「ハイドゥナン」上下巻。山本弘の短編集「まだ見ぬ冬の悲しみも」。ようやく見つかった「ウロボロスの波動」の続編、林譲治「ストリンガーの沈黙」。

そして。

ついに復刻した!

アーサー・C・クラーク楽園の泉」!!おそらく人類史上で初めて軌道エレベータを扱った物語だ。おそらくこの作品が無ければ、軌道エレベータという構想すら存在しなかったことであろう。これを待っていた!読みたかったんだこれ!「ふわふわの泉」がこれからタイトルを取ったためか、野尻抱介が推薦文を書いていたりする。まだ読んでないけど。

そして、驚愕の!

タイタス・クロウ
タイタス・クロウ!!
タイタス・クロウ!!!

ブライアン・ラムレイ「地を穿つ魔 <タイタス・クロウ・サーガ>」!!邪神の信徒たちと戦う正義の魔術師、タイタス・クロウを主人公に据えたクトゥルー神話もの。短編集「タイタス・クロウの事件簿」で、クロウを主人公にした長編(しかもシリーズもの!)が存在すると書いてあったが、まさか刊行される日が来るなんて。本屋で平積みしてあるのを見かけたときは全身に電撃がはしったね!

これらの本を抱えてゴキゲンで待ち合わせ場所に向かったら、友人に異星人でも見るような目で見られたものだが、細かいことは気にしない。とりあえず、「楽園の泉」からいくぞ!!