はやぶさ追っかけその7

ミッション自体は終わったから、あとはゆっくりでいいや、と寝ているうちにどうやらトラブルが発生したようだ。

一部のスラスターが不調で、勝手にあちこちに吹いているらしく、姿勢が崩れている。そのため、ハイゲインアンテナでの通信ができず(ハイゲインアンテナは探査機のど真ん中に着いているでっかいアンテナ。指向性なので、こいつを地球に向けておく必要がある)、データのダウンロードが中断されているという。現在はセーフモードに移行することでスラスターの噴射を停止し、ミディアムゲインアンテナで通信している状況である(これは指向性じゃないのかな?)。

今回の着地のテレメトリはもう取れていて、着地姿勢は正常だったとのこと。それゆえ、前回の着地でおそらくスラスターが機体を支えたと思われるので、ここで何かしら問題を抱えたのではないか、と考えられている。

ここまで来て異常が起きるとは。いやもうダメかと思ったが、なんとか持ち直している。的川教授曰く「はやぶさはセーフモードに入りました。運の強い探査機です。不死鳥というか…」いやまったく、不死身か、はやぶさ

Hayabusa Liveの更新ももう終わりである。以前から海外で机の上にあるリポビタンDの空き瓶の本数が話題になっていたのだが(笑)、空き瓶を綺麗をピラミッド型に集めて最後を飾る。がんばった!あんたらがんばったよ!偉い!

だが、はやぶさが上記のような危険な状態にあったためか、Hayabusa liveはタッチダウン確認以後ほとんど更新がなく、ただ「セーフホールドモードに移行した。応急処置を施した」と付け加えられただけである。なにが起きた!?応急処置ってなんだ!?と不安ばかりが募る。そんな中、詳細な情報を提供してくれたのが、例によって松浦晋也のR/Dである。ホントに助かるわ。

記者会見は午後4時からを予定。つまり、そろそろ実施されているはず。