やっぱりATOKはすばらしい

ATOK 2008 for MacのAAA優待版を購入した。

Mac OS Xには標準で"ことえり"が付属しているが、その変換精度は満足にはほど遠い。見当違いの誤変換にイライラしながら補正をかける日々にはもうウンザリだ!俺には効率的な日本語変換ツールが必要なんだよ!

ATOKは2005の時代からWindowsでも使っているのだが*1、何も考えずに使ってもその変換精度だけで満足できてしまうので、これまであまり機能を掘り下げていなかった。そこで、今回の導入をきっかけにちゃんと使い方を覚えよう、とヘルプを一通り眺めてみたのだが…後悔したね。なんで俺はもっと早くちゃんとヘルプを読まなかった?
ATOKのグッドな機能の数々については、こちらの記事に詳しい。

ASCII.jp:ATOK 2008を買ってでも使うべき“10の理由” (1/5)

とりあえず、辞書がセットになっているバージョンを購入しておいたほうがいいと思う。だって便利だから。調べたい単語を入力してCtrl + Wを押すと*2、即座に辞書—国語、英和、和英、etc—がポップアップしてくる。俺の周りでは、例えばgoo辞書のようなオンライン辞書を利用している人が多いのだが、やはり入力, Ctrl + Wの2ステップで片付くATOKの辞書連携機能の便利さには及ばない。マウスオーバー辞書?確かに便利だし使っているけど、あれは情報が足りないことが多いからな。

記事には無いが、綴りがわからない英単語を適当な日本語読みから変換できる機能も熱い。例えば、"ファシリテーション"の英単語の綴りを忘れた場合、"ふぁしりてーしょん"と入力してCtrl + 4で*3"facilitation"に変換してくれる。

機能ではないが、ライセンスもよい。

1枚のCD-ROMからセットアップできるパソコンの台数は、使用許諾上、1台のみです。1枚のCD-ROMから複数のパソコンにセットアップして利用することはできません。
ただし、1人のお客様が同時に製品を使用しないという条件の場合(勤務先のパソコンと自宅のパソコンにそれぞれセットアップするなど)、その人だけが使用する他のパソコンにセットアップしても問題ありません。

[021047-1]1枚のCD-ROMから複数台のパソコンにセットアップして使いたい

このライセンスのおかげで、個人的に購入したATOKを職場のPCでも使えるわけだ。

他にも郵便番号検索や日付・時刻変換といった便利機能が多々あるのは記事にあるとおり。

…というわけで、ATOKはやっぱりすばらしいなぁ、と思う。よくできている。それに、こうした機能を使わなくても単に変換精度の高さだけ見てもすばらしい。"ことえり"や"MS-IME"のバカな変換にイライラし続けるぐらいなら、さっさとATOKを買えばいいと思う。

あぁ、わかっている、「別にことえり|IMEで困ってないし」「それ、○○でもできるよ」という意見があることは知っている。OSプリインストールの変換ソフトで事足りているなら、大いに結構だ。そのまま使い続ければいい。

でも、やっぱり道具は便利なほうがいい。インクの付きの悪い安物のボールペンでも、がんばって使い続けることはできるだろう。しかし、少し余計にお金を出して良いボールペンを買うだけで時間の浪費と不毛なイライラが解消されるならば、そちらを選ぶべきだ。日常的に使うのであれば、なおさら。同様の理由で、ことえり|IMEでも日本語入力はできるけど、やっぱりATOKを使った方が幸せになれると思う。PCを使っていて日本語入力をしない日などそうそう無いのだから。

*1:"ことえり"がダメで"MS-IME"に満足しているわけがないだろう

*2:Windows版ではEndキー

*3:Windows版ではF4