先輩に飯作ってもらって食う会

なんじゃそりゃ？

もとい、書いてる俺がそんなでどうする！

事の発端は一月半ほど前。先輩のかに先生が料理好きらしく（ちなみに男性）、数年前に一度だけ手料理をご馳走になったことがある。そのことを会社の同僚のお嬢様方に自慢してみたところ、「食べたい！」と激烈な反応を示したので、半ビビリ状態で先輩にお願いしたところ、快く（？）承諾してもらったのである。あ、別にかに先生にビビっていたのではなく・・・ね。察しろ！

そんなわけで、24日（土）、いつの間にか参加者が９人にまでふくれあがり、タコス食おう！映画見よう！となんだか趣旨もよくわからなくなった状態で、なんと命名すればよいのか分からないイベントが開催される。ただし、俺の与り知らないところで隠れた趣旨があることが後々判明する。

かに先生はいう「トマト料理以外する気ないよ。」さらに、トマトを加工するのは俺の役目らしい。むむ、今回はお願いしている立場だからな・・・。熱湯責めしたあとでトマトの生皮を剥ぎ、首を落とし、内臓をえぐり出し、中に詰め物をする戦略のようだが・・・うまくいかん！中身を取り出すときに外枠が崩れ去って肉塊と化すトマト。やはり俺に料理は無理。

その後手持ちぶさたに台所をフラフラしていたら同僚から「邪魔！」とのお叱りを受けてすごすご退散する。いいもん、俺にはサイモン・シン『ビッグバン宇宙論（上）』があるもん・・・この本の面白さを語ると１コンテンツできそうなので割愛・・・と読書しているうちに食う準備完了。俺は料理は苦手だが、食うのは得意だ。

タコスや同僚が別に作った料理に舌鼓を打ちつつビールをかっくらう。あー、いい休日だ・・・。そこに、かに先生渾身の外向けトマト料理登場。写真が手元にないのだが（写真撮ったやつ、よこせ！）、おおむねこんな感じのやつだ。中に詰まっているのは鶏肉だったが。見た目が美しい食べ物だが、なにぶんトマト・・・。「誕生日プレゼント。」ちょ、それ一ヶ月前の話！しかし、そう言われては、食わないわけにはいかん・・・！！

美味い。この場で美味い以外の発言は許されない。あまりの美味さに反芻しそうになったり、最後の一口で感動のあまり涙をこぼしそうになったが、男の子なので必死にこらえる。満足か！満足か、おまえら！

食事もあらかた片付いたあと、デザートを用意しているらしいが、お茶が無い。酔い覚ましがてら、俺が近くのコンビニまで買いに行くことに。

帰還。隙あらば外に出ようとする飼い猫を警戒してそっとドアを開けると、部屋の中の照明が落ちている。唯一の明かりは、ホールケーキ上のローソク・・・ケーキにローソク！？

ここに、裏の趣旨大登場。一ヶ月遅れながら、俺の誕生日を祝ってくれるそうだ。おまえらにそんな小癪なマネができようとは・・・！！半ばビビリつつローソクを吹き消す。おまえら、ありがとな！

プレゼントたくさんもらった。

その１。

・・・こ・・・コ・・・！！

欲しかったのはコレジャナーイ！！

き、きた。太郎商店の「コレジャナイロボ」！！しかも、「コレジャナイロボ（敵）」も付いてる！！戦闘も可能！！

「ドリルめいたものアターック！！」

あぁ、記事を書いたのが昨日のことのようだが、まさか自分で所有することになろうとは・・・！！

その２。

バラの花束。数えていないが、年齢分の本数あるらしい。枯れてしまう前に風呂に花びらを浮かべてバラ風呂にし、その様子をWebに載せるように、とのおおせ。おまえら、0x10歳代男子がバラと戯れる様を見たいとでも。。。

その３。

ギロロ伍長ー！！かに先生が買ってきてくれた。そうか、主犯とおぼしき三名以外は俺の誕生日なんぞ知らされていないと思っていたが、いちおう事前に通達されていたのか・・・。ありがとーございます。カッコイイ。俺よりもむしろPHSにケロロ軍曹のストラップをぶら下げている同僚のほうが欲しがったが、あげません。