またこのシーズンがやってきた

今年もまた来てしまった、この時期が・・・。恐怖と戦慄と惨劇の日、これすなわちクリスマスシーズン!

2003年12月の日記を発掘した。こんなことを書いている。

今年もまた、ヤツの時間がやってくる。 今日は血と惨劇と恐怖と堕落と腐敗と呪詛と嘆きの日、忌まわしきX-mas前夜。 あの狂えるアラブ人、アブドゥル=アルハザードですらある種の麻薬による幻覚にのみ登場するとして実在を否定したという、 白面の悪魔とその眷属が雪原を血で染めるべく、新たな贄を求めて空を地上をさまよう時。 あぁ、浮かれ騒ぐ民衆たちよ!知っているのか、赤いあの服は人の血で染め上げられていることを! 知っているのか、あの白い袋は人の皮をなめしてつなぎ合わせたものだということを! 知っているのか、あのソリは人骨とこの世のものではない鉱物を使って組み上げられていることを! ヤツは遥かな古代に打ち込まれた封印の楔が弱まるこの時期を狙って世に現れ、数千もの人を狩り、 忌まわしき儀式の贄とすることで自らを解放するに足る力を得ようとしているのだ!

さすが俺、当時からあの忌まわしき日の危険性に気づき、警鐘を鳴らしている。あぁ、なんて恐ろしいことなのだ!今年もまた海底からかの都市が浮上し、ぬめった触手をのたくるようにこの世にはい回らせるのだ!!イア!

2004年12月は、こうであった。

っていうか、毎年毎年飽きもせずにツリー飾ったり彼氏/彼女といいもん食いにいったりして 祝いまくりの貴様らXmasマニアにしてサンタマニアであれば、 当然貴様らの主たる白面の悪魔を追いかけるよな? 追いかけて、奴のいる方向に1時間おきに祈りを捧げるんだよな?NORAD万歳ってなもんだよな? 畜生め、日本の上空に来たら狙撃してやりたいところだが、善良な一市民として銃刀法違反になるような武器は所持していない。 神よ、あなたはなぜ私に地対空ミサイルぐらい景気の良い武器をお与えにならないのですか。 雪原を奴の血で赤く染める猶予すら与えずに、奴の構成分子を一つ残らず蒸発させてしまうものを!!

・・・などと鬱なことを書いていたら、 なにやらXmasのグリーティングカードが届いて気分が良くなったので、 今年は穏やかにXmasを迎えるものとする(単純だな)。 さぁ、存分にお祭り騒ぎしてXmasを満喫するがよいさ。

・・・あれ?なんか日和ってる!?グリーティングカード一枚でころりと方針転換しやがって、この恥さらし!クズ野郎が!っていうかそれ俺!

大丈夫だ、今年はちゃんと本来の俺を取り戻すさ。忌まわしき日!呪われた日!不浄なる日!!暗黒の祭典を祝う、汚らわしい信徒どもめ、地獄に落ちるがいい!

当然善良かつ賢明な俺は、あんな邪教に与したりしない。対抗勢力が集うコロニーのひとつ、とらのあな@聖地アキバに一人で出撃し、戦後の復興に備えて冬コミのカタログを買い、あとは自宅に引きこもって闇の勢力をやり過ごすのさ。立ち向かう?バカいっちゃいけない、相手は人知を超えた邪悪の顕現だ、人間ごときがあらがえるわけがない。力の大きさは、街を見ればわかるだろう?どこを向いても邪悪なシンボルで満ちあふれているじゃないか。

我らにできることは、目を閉じ、耳を塞ぎ、干渉しないことだけだ。干渉が奴らに力を与えるのだ。徹底的な無関心と無干渉こそが勝利の鍵!だから、真実を知り、なおかつ戦う決意を秘めた戦士達よ・・・・・・。

ひきこもれ

そうだ、巌の精神で、外界からの干渉をシャットアウトするのだ!負けるな!恥じるな!これは戦争だ!我々に敗北は許されない!敗北したら、俺たち喪男の精神は打ちのめされ、傷つき、プライドも破壊され、っていうかいろいろ我慢ならない事態に陥ってもうどうしようもなくなっちまうじゃねーかちくしょうが!

・・・本音と建前が混濁しているが、そんな些細なことを気にするような小者になど用はない。うはははは、酒飲んでテンション上がってきた!今年は俺も戦うぜ、おらあ!うははははははは!!