とりあえず今日は引き分けだ

唐突だが、現在Visual Studio .NET 2003、使用言語はC#で、XMLをいじくる方法を検討している。

独自のXMLパーサもあれば、DOMも当然サポート、さらにXML Schemaを利用してDataSetなるものを作れば解析処理を書く必要すら無くなる。さすがに後発だけあって、充実したサポートである。

ところが、XML処理自体よりも、Visual Studio .NET 2003自体の扱いに苦労している。ソリューションやプロジェクトの概念と構成ファイル、細かい操作方法、裏で動いているツールが覚えきれなくて非常にイラつく。Visual Studio .NET 2003のUIは、とにかくこちらの予想を裏切る形で実装されており、最悪のケースでは今時のIDEならばあって当然と思われる機能すら無かったりする。そして、裏で怪しげなツールが動いたと思えば異常終了し、その際のメッセージも「実行に失敗しました」程度のものでしかなく、原因究明などほぼ不可能。

Eclipseの使い方を覚えるときは、大抵思ったところに欲しい機能や設定ダイアログが存在していてなんとなく使えてしまった上、WWWを検索するだけで欲しい情報が十分に手に入ったため、これだけで機能の隅から隅まで知ることができた。こうした公開ドキュメントの充実ぶりがオープンソースという環境の素晴らしいところである。

これに対してVisual Studio .NET 2003は商用製品、しかも高価であるせいか情報が実に少ない。そして、マイクロソフトが提供しているドキュメントの質の低さはこの業界では常識だし、俺も残念ながら体験するハメになってしまった(ドキュメントに書いてない例外を投げてくるんじゃねーよ!)。

この上なく無念であるし、無駄に懐が痛むが、これはVisual Studio .NETの入門書を手に入れねばなるまい・・・。あの難解な公式ドキュメントだけでこいつの中身を理解するのは、不可能では無いにしろ、実に苦痛を伴い多大な時間を浪費することになってしまう。

OK,今日のところは引き分けってことにしておこう。しかし、明日にも貴様の構造解析して、俺の前にひれ伏させてやる。貴様のような劣悪なIDEを相手に金と時間を使うのは不本意だが、やむを得まい。覚悟しておけ、Visual Studio