乗せられてしまった

今日、ふらりと本屋に立ち寄ったのだよ。

そうしたら、「サーラの冒険」が平積みされていた。そうか、10年ぶりに新刊が出たというウワサは聞いていたが、これがそうか。出す気があったとは驚きだぜ、山本弘

などと感慨にふけっていたのだが、よくよく見ると、平積みしてあるのは最新刊の5巻だけではない。似たような装丁の本が4冊並んで平積みされている。サーラの冒険1〜4。新刊が出たから、ここらで旧作も一緒に積んでおけば、つられて買っていくことだろう、という戦略が見え隠れ、いや、隠れる余地なく全開で見せつけられている。どれもこれも、帯に乙一のコメント入ってたりして、もうやる気満々。

まぁ、当然の戦略だ。俺としても、サーラの冒険を一度は読んでおきたいと思っていながら、なんとなくスルーしてきたわけで、ちょうど良いとばかりに全部買いそろえて読破してしまいたい、そんな欲求にかられる。

しかし、大変残念なことだが。

今の俺には、時間も無ければ

金もないわけであって、

おいそれと無駄遣いすることもできない。

・・・それなのに、あっけなく乗せられて買ってしまう自分が大好きだ・・・うん、大好き・・・orz

俺の青春はTRPGと共にあったといっても過言ではないわけで、日本でTRPGやってる以上はソードワールドにはどうしても触れるわけで、ある種のトラウマなのだよ!だからその当時から存在したソードワールドシリーズの短編集であるサーラの冒険に手を出すのはまったくもって至極当然のなりゆきであってマイ正義は全力でこの勇気ある決断を肯定しているわけなんだが!ブラボー、俺!しかし、金も時間もあんまり無いのもやっぱり事実であって、あぁぁぁああああ、このもやもやした感じは、多少フォーメーションを組んだぐらいでは発散できないっっっっ!!畜生、読んでやる、読み倒してやる!!それが俺の復讐!!

時間無いならくだらない写真撮るのに時間費やすな<俺

そんなわけで、サーラの冒険シリーズ5冊をこれから読んでいくことにする。久々のファンタジー小説だ。これ以外にも、小川一水の待望の新刊、「疾走!千マイル急行(上)」が刊行されており(下巻でるのを待って一気に読むつもり)、さらに今月中に、やはり小川一水の短・中編集「老ヴォールの惑星」も刊行されるとあってウハウハである。他にも、パーンの竜騎士シリーズも読んでみたいなぁ、などと考えている。俺に面白い本をもっと読ませろ!