量子論の勉強
俺は我がアジト近くの書店を、二つの点で気に入っている。
- 機本信司『神様のパズル』を超オススメしている
- たまにNewton別冊を大々的に売り出す
で、買ってきました、Newton別冊・みるみる理解できる量子論。
量子論は現代物理学の基礎だ。量子論の適用前の物理学を古典物理学と読んでしまうぐらいに、その登場前後で大きな違いが現れている。あの相対性理論すら古典物理学に分類されるのだ。が、俺が気にしているのは、量子論がとかくSFに使われがちなので、ある程度抑えておかないと読めない本が出てくる点にある。よって、上っ面だけでも理解できればそれでよし。
この本を読んで、俺が二重スリット実験を微妙に取り違えていたことが判明。そーですか、電子の波が発見確率に影響を与えるから、波の干渉が発見確率にも干渉して、干渉縞が生じるわけですか。
量子論は直感に反する。一つの物質が複数の場所に同時に存在しているとかもうわけわかんない。しかし、それを言うなら地動説だってかなり直感から外れているが、現在では常識として受け入れられている。人間の直感なんぞアテにならないもので、やはり最後は科学的な検証がモノを言う。そして量子論はどんなに奇妙に見えようとも検証をくぐり抜けてきたわけで、疑念を挟む余地がない。
いやぁ、この宇宙って狂ってるなぁ。
みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)
- 作者: 和田純夫
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2006/09
- メディア: ムック
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