げんしけん

もう日付が変わってしまった・・・。昨日は美樹嬢の誕生会であった。昨年と比較して、会場こそ外から友人宅へと狭いエリアに移ったわけだが、他の面ではむしろパワーアップしているかもしれん。

詳細についてはまた後日書く予定。明日・・・違う、今日はまた朝早くから劇場版Airを見に行かねばならんゆえ、夜更かし不可であり、あまり長い文章は書けない。

そこで、今日は誕生会ついでにみんなで観たアニメ版「げんしけん」が面白いというか、イタすぎたので、こいつについて簡単に書こうと思う。

げんしけん」は、某大学のサークル、現代視覚文化研究会メンバー達のオタクライフを綴る、比較的ぬるい漫画である。しかし、学生時代に同じようなオタク生活を送っていた人間からすればあまりに見覚えがある光景が頻出してイタすぎ、直視することが難しい内容であったりする。オタク話の内容、机の散らかり具合、休日の巡回先、そのほとんど全てについて身に覚えがある。

そんな漫画がアニメ化されて、色が付いて動いてしゃべってしまうと、イタさも拍車がかかるというものである。しかも無駄にリアル。放映当時、秋葉原は「とらのあな」の店内の再現度が高いことが話題になったものだが、秋葉原の散策ルートがこれまた「あー、わかるわかる。とりあえず、中規模以下の電気店やらパソコンショップを見てまわるんだよなぁ・・・」などと共感できるのがこれまたイタい。同人誌を買いあさるシーンでも、陳列してある同人誌の表紙のデザインを実在するものから持ってきているらしく、「あ、俺これ持ってる。これとこれも。」などというどうしようもない意見が一緒に観ている仲間内で飛び交う。さらに、登場人物らが昼飯を食っていたラーメン屋は、俺も利用したことがあるのである。

げんしけん」は誰でもヘラヘラ笑いながら読める内容だが、やはりかつて現役だった人間が読んで悶えつつ爆笑するのがもっとも楽しい読み方/見方なんじゃなかろうか。いや、俺は今でも現役バリバリでオタクなんだが、やはり学生のころのようなゆったりとした時間の流れには無いしね。