プラネテス終了

地上波放映が開始されて以来、毎週欠かさず見続けてきた「プラネテス」だが、遂に本日、最終話「そして巡りあう日々」の放映を迎えることとなった。こいつが無ければ、俺はNHKに受信料を払っていないこと間違いなしである。これで毎週の楽しみが一つ無くなると思うと、寂しくもある。

話が進むにつれて観念的な話になってくる原作コミックと違って、最後までまともにSFというかドラマを続けてくれたので、飽きることなく実に楽しく観ることができた。オリジナルエピソードも完成度が高かったし、もう個人的には神アニメと認定。

最終話は・・・綺麗に話をまとめたもんだ。ちゃんとこれまでの登場人物みんな出して、落ち着くべきところに落ち着かせて。特に、ドルフの啖呵がかっこよく、ノノちゃんがかわいい。ハッピーエンド万々歳。最後に「Planetes」が流れるところなんて鳥肌モンですよ。

最後は原作と同じく、木星まで行って
「愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ」
を言わせると思ったが、ストーリー展開的に、言わせると浮いてしまうか。

もっとも、このセリフはそんなに心に残ってないから、言おうが言うまいがどっちでもよかったけどね。原作でのセリフでは、どちらかというと、ハチマキが殺伐としていたころのキツい言葉の方をよく覚えている。波長が合うのだろうか。


全部オレのもんだ。孤独も、苦痛も、不安も、後悔も。もったいなくてタナベなんかにやれるかってんだよ。

便利な言葉だなァ、オイ!根性無しも能無しも卑怯者も「愛」って唱えりゃ許されるもんなァ!!

特に二つめ。「愛」のところを、「友情」とか「仲間」といった美しい言葉と適宜入れ替えることで、あらゆる状況で甘ったれた連中を喝破してやれることであろう。

ともあれ、綿密な描写で宇宙を身近に感じさせてくれたこのアニメが大好きだった。半年間ありがとう。
さて、無事全話録画できたし、DVDに焼いて保存するか!