見えざるピンクのユニコーン

我らが神聖なる"空飛ぶスパゲッティ・モンスター"に並ぶ神性が存在するらしい。彼女の名は、"見えざるピンクのユニコーン"。通称、IPU。

その姿は、次のようなものだ。
IPU

"見えざる"というぐらいなので、当然見えない。見えないのに、ピンク色のユニコーンであるという。そんなことがなぜわかる?明らかにおかしいのだが、そこがミソだ。

見えざるピンクのユニコーン(英:Invisible Pink Unicorn、インヴィジブル・ピンク・ユニコーン、略称:IPU)は、有神論信仰を風刺したパロディカルトにおける女神であり、「見えないのにピンク色」という逆説的なユニコーンの形をとっている[1]。 その特徴は有神論の神性に関するいくつかの矛盾を皮肉っている点にあり[2]、無神論者や他の宗教懐疑論者が使用する修辞的な例証として作られた。

見えざるピンクのユニコーン - Wikipedia

有神論においては、人格を備えた"神"なる存在を当然のように受け入れているが、そいつを見ることも、聞くことも、触れることもできない。つまり存在を確認する手段がないにもかかわらず、その存在が固く信じられており、あまつさえそいつがどんなやつなのか、という点にも言及がある。そんなことがなぜわかる?さきほどIPUについて"明らかにおかしい"と書いたが、同様に有神論の神も"明らかにおかしい"のだ。

この点を皮肉った女神として、IPUは存在している。そう、IPUはどこにでもいる。この記事を読んでいるあなたのそばにもいる。もちろん、この記事を書く俺の側にもいて、後ろから俺の作業を見守っている。なぜそうじゃないと言い切れる?彼女がいないことは証明できないだろう?