劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!/ 電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦

劇場に来るのが俺だけだったらどうしよう?などと微妙にドキドキしていたのだが、大きなお友達が結構いて安心。ゲキレンジャーは全然見ていないのだが、楽しめるだろうか・・・。

電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦

いくらなんでも導入は唐突すぎるのでは。あまりに取って付けたような展開で、まさに子供だましというか。そもそも、悪役が強い戦士だけを選んでテレポートさせてきたはずなのに、なんでその中に都合良く紛れ込んでいるんだ、香港警察のおねーちゃん?たまたまというには、準備が出来すぎている。

さらに、機械を取り込んだ世界最強の格闘技であるという「メカンフー」・・・この際名前には突っ込まない・・・の創設者にして、さらに香港中の人間の気を吸い込んて究極の体を手にしたにしては、あっさりとやられすぎだぞ、ラスボス。しかも、必殺技くらって爆発したくせに、次の瞬間には五体満足なまま巨大ロボに乗ってるって、おまえどんだけご都合主義なんだよ?

しかし、バトルシーンは意外と格好いいんじゃないすか?ゲキレンジャー三人の連係攻撃は実にスピーディーで熱い。そして、巨大ロボ戦は、TV版見てないからよく分からないが、たぶん夢の合体ってやつなんじゃねーの?たぶん前提知識があったら燃えねばならない箇所であろう。他の見所は・・・メレさんのエロいコスチュームぐらい?あれ日曜の朝に流していいのか?

モモタロスの夏休み

うーむ・・・なんか痛いだけのアニメーションである。

劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!

TV本編とリンクさせていただけあって、ゲキレンジャーに比べれば無理のない感じ。しかし、良太郎のあまりにご都合主義的な記憶喪失とそこからの回復はまぁ見逃そうと思うが、牙王が何をしたいのかさっぱりわからないというのが・・・。

結構面倒くさいことをしてデンライナーを奪取して神の路線に突入、時間を消滅させる力を持つ究極の列車も手にするのだが、そこでやることは「良太郎の誕生日に行ってその時間を消す」というイヤガラセである。「まず手始めに、特異点でも消してやろうと思ってな」って、思いつきかい!そんなことしてていいのか!何かするためにここまでやったんじゃないのか!過去に何かあったような口ぶりだが、全然説明がない。さらに、お供のイマジンたちがなんで奴に付き従っているのかさっぱりわからん。

・・・と、一通りけなしておいて、何気に楽しんでおります。ジークの活躍、特に必殺技を見ることができたのは嬉しいねぇ。あと、モモ・ウラ・キン・リュウ各自の武器が登場したのもよい。なるほど、キンタロスが斧を持っているわけだから、他の連中もあれ相当の武器を持っていてもいいはずである。しかし、モモタロスは早々にあの格好いい青竜刀を「邪魔だっ!」と捨ててたな。おまえ、電王やってるときはソード振り回してるじゃないか・・・。あと、オーナーがなんかすごいことやった。あのおっさん、やはりただ者じゃねーな。

これまで触れられなかった良太郎の家族も物語の中核に。くそ、そんなベタベタな話で人を泣かそうなんて・・・ううっ。

しかし、ワールドコンの『すごい科学で守ります!』でもツッコミが入ったが、道路に突然電車が突入してきているのを見て「見て〜、電車よ〜」は無いだろう!もうちょっとこう、驚きようが。あの母にしてあの娘ありってことか。まぁ、あの企画では「日常的にヒーローと悪がドンパチやってる世界だから、いまさら電車が道路を走ってきたところで驚かないのが自然」という解釈であったが。